採光補正係数

採光補正係数(サイコウホセイケイスウ)の意味・解説

採光補正係数とは、建築基準法が定める、窓など(開口部)の「有効採光面積(採光に有効な部分の面積)」の計算に用いられる数値。採光の入りやすさを示す「採光関係比率」に、各用途地域の実情を加味したもので、住居系・工業系・商業系の用途地域ごとに以下のように計算する。なお、開口部が道路に面する場合や、隣地境界線までの距離が一定以上の場合、採光補正係数を「1」にする緩和措置がある。

■採光補正係数の計算方法
採光補正係数=「採光関係比率」×A-B
※住居系用途地域は「A=6、B=1.4」、工業系用途地域は「A=8、B=1」、商業系用途地域は「A=10、B=1」として計算。算出した数値が3を超える場合は「3」、マイナスになる場合は「0」とする。また、天窓については算定値の3倍、外側に90cm以上の縁側等がある場合は算定値の0.7倍とする。

ページトップへ戻る