ロックウール

ロックウールの意味・解説

ロックウールとは、玄武岩、鉄炉スラグなどに石灰などを混合し、キュポラや電気炉で1500~1600℃の高温で溶融するか、製鉄所の高炉から出た溶融スラグを電気炉で1500~1600℃の高温で溶融して、遠心力などで吹き飛ばして繊維状にした人造鉱物繊維のこと。
グラスウールと同様に断熱材や吸音材として使用されている。
ロックウール断熱材としての特徴は、火に強く、火災時の延焼や類焼防止効果がある。一般的には、壁・天井の「充填断熱工法」に用いられる。
また、ロックウールは撥水性はあるが水蒸気に弱く、結露した場合は、断熱性・吸音性が低下するという特性がある。
ロックウールの繊維はもろく、砕けたガラス繊維は微細で、空気中を浮遊し、目が痛くなったり、手がかゆくなるなどの症状が出ることがあるため、施工時はゴーグルやマスクの使用が望ましい。
ちなみにロックウールを直訳すると「石綿」となるので、アスベストと混同されるがまったくの別物である。

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