気密住宅

気密住宅(キミツジュウタク)の意味・解説

気密住宅とは、壁や窓、屋根などにできる隙間を小さくして、屋外の空気や湿気が室内に入りにくくした住宅のこと。壁面や壁間等に工場生産による精度の高い建築部材や、防湿シート、断熱材、気密テープなどを使用し、隙間をつくらないように配慮されている。隙間があると、熱が室内から室外へ逃げたり、その逆に、室外からの熱が室内に侵入したりすることになる。
気密性と同時に配慮したいのが、断熱性と換気である。断熱については、住宅全体で外気に接している床・外壁・天井・屋根の十分な断熱材の施工、また開口部の大きさや高性能サッシ等の採用がポイントとなる。断熱性能の低い壁の室内側の表面には温度差が発生しやすく、結露の原因になる場合がある。
また、気密性能だけを強化すると室内環境が悪化するため、適度な換気量の確保が重要となる。住宅内に適度の空気の流れをつくると、室内温度が均一となり、快適性の向上、シックハウスや結露対策にもなる。

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