ベントキャップ

ベントキャップの意味・解説

ベントキャップとは、外壁に設置する給気・排気の開口部に取り付ける蓋で、雨水の浸入や虫の侵入を防ぐ構造になっている。形状は丸型のガラリ形式で、材質はアルミ、ステンレス、樹脂などがある。
また、吹き出し方向を自由に対応できるもの、防風板の付いたもの、薄型のもの、水切り板の付いたもの、結露水などを自然蒸発させるものなど、さまざまなタイプのベントキャップがある。
手入れに関しては、以下の点に気をつけたい。
・濡らした雑巾などで外側から表面の汚れを取る。
・ステンレス製の場合、鉄よりさびにくい素材だが、必ずサビ止めの塗装がしてあり、塗装面に化学薬品が付くと、剥離・変色・サビ発生などの原因となる場合があるので、洗剤などを使用することは控えること。
・汚れがひどい場合は、歯ブラシ等でこするのも効果的だが、ステンレス製などで塗装をしている場合は、ブラシの先で塗装面を傷つけないよう十分注意すること。
・防虫網付機種の場合、ホコリ・虫等で網が早く目詰まりしやすくなるので、3カ月に1度程度の手入れが必要。
・網が目詰まりしていると、排気不良やモーターの負担増、異常音の発生などのおそれがある。
・防虫網が取り外せるタイプは、掃除機などでほこりを吸い取り、汚れがひどい場合には中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸して、その後にきれいな水で洗うとよい。

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