カーポート・ガレージの基礎知識

09年08月19日
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早めに設計に取り入れておく

カーポートの設置は、かなりのスペースを必要とする。車の大きさによっても違ってくるので、建物の設計の段階から配置計画を立てておくことが望ましい。

車の出し入れに支障がなく、玄関とのつながりなども確認して場所を決めたい。カーポートが確保できない場合や敷地が傾斜地の場合は、建物にビルトインしたり、地下車庫をつくることも考えられる。

耐久性に富むスチール製のガレージドア●金剛産業
敷地の広さに合わせて適切なデザインを

カーポートをつくるときは、まずわが家の車のサイズを確認しよう。買い換えや増車など、将来のことも予想しておくことだ。

ドアの開閉と人が通ることを考えてカーポートの幅を決める。安全性や車を点検するときなども考えると車の大きさに対して前後30~50cm、ドア側は70cm~1mほどの余裕をもたせたい。

カーポートの種類は、下に主なものを示した。ワンボックスタイプなど高さのある車種用に柱の高さも選べる。車の台数や建物とのバランスを考えてデザインを決めるとよいだろう。

屋根の素材はアクリルやポリカーボネートがあり、熱線遮断ポリカーボネート板は、紫外線や熱をカットする効果がある。

車の出入口であるカーゲートにはシャッターや伸縮門扉がある。家の門扉を兼ねる場合もあるので美観も考えて選ぼう。

【2台用M合掌タイプ】アルミ形材製。奥行きサイズ違いの組み合わせも可能●新日軽

【片流れタイプ】サイドからの風雨の吹き込みから車を守れる●YKK AP
カーポートの種類

屋根の支持方法の違いで、片側支持と両側支持がある。基本形を向かい合わせにしたのがM合掌。Y合掌は基本形の背中合わせ。敷地条件や使い勝手を考慮して選びたい
文/香川喜久江
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