住宅にもエコポイントが付けば 省エネマンションが普及しそう
- 年明けの２次補正予算に 盛り込まれる見通し
- 政府が緊急経済対策で住宅版エコポイントの導入を打ち出した。省エネ性能の高い住宅の購入やリフォームでポイントがもらえる制度で、菅直人副総理・国家戦略担当大臣が構想を打ち出し、国土交通省なども具体的な制度内容を検討している。年明けの通常国会に提出予定の2009年度第２次補正予算案に盛り込まれる。
- 共用部分の省エネ化は 買ってからでは難しい
- マンションの窓を複層ガラスにしたり、断熱材を強化すると省エネにつながるが、複層ガラスの普及率は2007年時点で５割程度となっている。共用部分にあたる窓ガラスや外壁は買ってからのリフォームが難しいので、新築時から省エネ性能の高いマンションを買うことが望ましい。
エコポイントで省エネマンションが普及すれば、鳩山政権が掲げる「2020年までに1990年比CO2の25％削減」の実現に弾みがつくかも。
取材・文／大森広司 イラスト／カズモトトモミ
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