屋根勾配

屋根勾配(ヤネコウバイ)の意味・解説

屋根勾配とは、屋根の傾斜の度合い・傾きの角度を表す建築用語です。
屋根勾配は、基本的に屋根材の種類と形状、地域の降雨量や積雪量などの気象条件、設計士・施主の希望を考慮して決められます。ただし、屋根の仕上げ材により必要最低勾配が決まっていて、指定以下の勾配にすると、雨漏りや屋根材の吹き上げなどの問題が発生する可能性が高くなります。
屋根勾配は、「寸」と「角度」のいずれかで表示されますが、日本の建築物では「寸」で表示されるケースが多く見られます。例えば水平距離10に対して高さが3の場合、3/10というような表し方で「3寸勾配」と言います。6寸勾配以上の場合を「急勾配」となり、10寸勾配のことは「矩勾配(かねこうばい)」と呼ばれています。

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