中高層階住居専用地区

中高層階住居専用地区(チュウコウソウカイジュウキョセンヨウチク)の意味・解説

中高層階住居専用地区とは、「特別用途地区」の1つです。都心部やその周辺部の商業・業務地や住宅地等を対象に、立体用途規制(地上から何mまでを商業施設や事務所等の階とし、その上を住居専用の階にする等の規制)を行い、中高層階の住居の確保を図ることを目的に指定されます。
ちなみに「特別用途地区」とは、地方公共団体の条例により、用途地域による建築物の制限を強化または緩和できる地区のことです。現在13種類ある用途地域のいずれかが指定されたところに重ねて指定されるため、用途地域の指定がないところに、単独で「特別用途地区」が指定されることはありません。
また、「特別用途地区」は1998年(平成10年)の都市計画法改正前までは11種類に限定されていましたが、改正後はより地域の実情に即すために、種類や名称を含めて自由に定めることができるようになりました。

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