第2種機械換気設備

第2種機械換気設備(ダイニシュキカイカンキセツビ)の意味・解説

第2種機械換気設備とは、給気ファンと排気口で構成され、ファンで室内に外気を取り込み、押し込まれた空気によって室内の空気を排気口から自然に排出させる換気システムのこと。
気密性の低い建物では、湿気の侵入により室内に結露が発生したり、給気ファンから遠い部分の換気が不十分になる場合が想定されるため、気密性の確保が条件となる。
現在は、住宅に採用される例は少ないが、強制的に吸気することにより、室内気圧が高めになるため、部屋のドアを開放した際に他の部屋からの空気の流入がブロックできるという特性を生かし、手術室やクリーンルームなどに採用されている。
なお、このほかに、吸気と排気を機械で行う「第1種機械換気設備」と、排気だけを機械で行う「第3種機械換気設備」とがある。

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