室内環境アレルギー対策

室内環境アレルギー対策(シツナイカンキョウアレルギータイサク)の意味・解説

室内環境アレルギー対策とは、室内における日常生活の中で発生する「頭痛」や「吐き気」「目・鼻・喉の痛みやかゆみ」「呼吸困難」「ジンマシン」などの症状を、室内環境アレルギーと呼んでいる。
原因としては、以下の5つが考えられている。
(1)住宅建設工事やリフォーム工事において、シックハウス対策に関する設計者・工事関係者の認識不足や施工技術不足
(2)不備な換気計画による空気だまりの発生や、住宅内部への排気の逆流
(3)結露対策不足等による湿気やカビの大量発生
(4)購入した家具や家電製品などから放散されるVOC等による室内空気汚染
(5)入居後の居住者による室内空気汚染(密閉室内での塗装作業、強力な洗剤の使用、屋外や屋内での殺虫剤の散布等)、など。

こうした室内環境アレルギー対策やシックハウス対策としては、以下の5つが挙げられるだろう。
(1)シックハウス対策等に詳しい建築家や設計者、施工会社による設計・施工監理の実施
(2)VOCゼロの建材や仕上げ材、ノンホルムアルデヒドの塗料・接着剤等の積極的な使用
(3)VOCを吸着・分解する部材・設備の積極的な採用
(4)機械換気システムによる室内空気の清浄化の促進
(5)VOC放散期間(からし期間)を十分に確保する、などである。

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