紫檀

紫檀(シタン)の意味・解説

紫檀とは、マメ科の広葉樹で、東南アジア一体に分布している。心材は一般に帯紫濃暗褐色で、暗色の縞がある。黒檀とともに唐木を代表する銘木で、樹種や色調によって「本紫檀」〔古渡り(こわたり)ともいう〕、「中渡り」(なかわたり)、「新渡り」(しんわたり)、「手違い」(てちがい)などに分類される。床柱や床板、床框などの建築用造作材のほかに、家具や楽器、仏具、細工物などの素材としてもよく用いられている。

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