固有振動数

固有振動数(コユウシンドウスウ)の意味・解説

固有振動数とは、外部からの力を加えなくても、その物体自身が振動を続ける現象(固有振動)の振動数のこと。
固有振動数の単位はHzで表され、1秒間に物体が振動する回数のこと。例えば、50Hzとは、1秒間に50回振動することをいう。
建築物についても、それぞれに最もゆれやすい固有振動数を持っており、例えば発生した地震のゆれ(振動数)と一致すると、建物のゆれが著しく増大するという性質がある。このゆれの増大現象を「共振現象」という。
固有振動数は質量と剛性という2つの因子においては、質量が小さくなったり、剛性が高くなると固有振動数が上昇し、質量が大きくなったり、剛性が低くなると固有振動数は低下する。

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