壁倍率・壁強さ倍率

壁倍率・壁強さ倍率(カベバイリツ・カベツヨサバイリツ)の意味・解説

壁倍率とは、建築基準法で定められた耐力壁の強度をあらわす数値のこと。木材のサイズや筋かいの有無によって、0.5~5.0倍の幅で設定されている。
一方、壁強さ倍率とは、木造建築の耐震診断で採用する壁の強さをあらわす数値のこと。耐力壁の長さ×壁倍率(壁の強さ倍率)で、建物全体の強さを計算する。
さらにこの数値から、壁の偏心と、建物の老朽度に応じて数値を差し引き、実際の耐力を算出することになる。例えば構造用合板の壁強さ倍率は、5.2KN(キロニュートン)/m。構造用パネルが5.0KN/m、モルタル塗り壁が1.6KN/mなどとなっている。

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