公示地価が２年連続でダウン 東京圏・大阪圏とも下落幅が拡大
- 東京都は下落幅縮小 その他は軒並み拡大
- 国土交通省が発表した2010年１月１日時点の公示地価によると、住宅地は東京圏が前年比マイナス4.9％、大阪圏が同マイナス4.8％で、ともに２年連続して下落した。下落幅はともに前年より拡大している。地域別では下落の大きい都心部など東京都で下落幅が縮小したが、その他の地域は軒並み拡大となった。
- 地価もマンション価格も 今後の下落は限られそう
- 地価の動向について東京カンテイ市場調査部の中山登志朗さんは、「東京圏では公示地価が上昇する前の2006年に比べてまだ約１割高いですが、今後は下落幅が縮小に向かうでしょう。一方、大阪圏はすでに2006年の水準を下回っており、今後の動向は景気次第となりそうです」と話す。
マンション価格は東京圏・大阪圏とも供給が絞られているため、下落幅は限られそうだという。待てば安くなるというわけではなさそうだ。
取材・文／大森広司 イラスト／カズモトトモミ
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