地価下げ止まりの動きが広がる マンション価格も横ばい地区が増加
- 地価の横ばい地区が 東京圏で４地区に増えた
- 国土交通省が3カ月おきに発表している主要都市の地価動向によると、東京圏では地価が横ばいだった地区が前回より３地区増えて4地区になるなど、下げ止まりの動きが広がった。大阪圏でも下落幅３％未満が１地区増えている。「在庫・価格調整の進展などから、マンション用地需要が顕在化したことなどによるもの」（同省）とみられる。
- 東京圏の半数以上の地区で マンション価格が横ばいに
- マンション価格も東京圏では調査した23地区中12地区が、大阪圏では15地区中3地区が横ばいだった。川崎市中原区では「今年3月のJR横須賀線武蔵小杉駅開業などさらなる交通利便性が期待できるため」、また神戸市東灘区では「底値感があることに加え、根強い人気があることから」、横ばいとなっているようだ。
価格が下げ止まれば、マンションの供給も活発になりそうだ。
取材・文／大森広司 イラスト／カズモトトモミ
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