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賃貸カスタマイズ&DIY もっと自分らしい賃貸ライフを楽しもう!

入居者プロフィール
  • ●名前:K.Sさん(30代)
  • ●家族構成:一人暮らし
  • ●職業:会社員
物件データ
  • ●所在地:東京都豊島区東池袋
  • ●築年数:築25年
  • ●アクセス:JR山手線大塚駅 徒歩6分
  • ●間取り:1K/24.91㎡
  • ●家賃:9万3000円(管理費込み)
  • ●入居時期:2013年11月
間取り
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住まい手の理想を形にオーダーメイド賃貸
これまで、2年ごとに住みかえを繰り返してきた“引越し魔”のKさん。新たな家を探す際には、毎回異なる「テーマ」を決めて臨むという。
「次の引越しのテーマは“リノベーション”。自分で好きなように手を加えた部屋に住んでみたいと思っていました。とくにこだわりたかったのはキッチン。理想はパン作りができるような、広さと強度をもった天板付きのキッチンでした。ただ、普通のひとり暮らし用の賃貸物件だと、そこまでキッチンが充実している物件はなかなかありません。そんな時、“オーダーメイド賃貸”の存在を知ったんです」
東池袋の賃貸マンション・ロイヤルアネックスが仕掛ける「オーダーメイド賃貸」は、間取り、内装、さらには建具ひとつひとつに至るまで、住まい手自身が選び、理想の部屋をつくっていくというものだ。しかも、リノベーションにかかる費用負担はゼロという異例の好条件。
「こんな賃貸住宅があるなんて最初はとても信じられなかった。これなら自分の理想とするキッチンだってつくれるかもしれない。すぐに問い合わせました」とKさん。その時点ではあいにく満室だったが、空室が出るまで半年もの間、待ち続けたという。
キッチンは石の天板が張られた贅沢仕様。パンの生地をこねるのに便利
キッチンは石の天板が張られた贅沢仕様。パンの生地をこねるのに便利
掃除のしやすい材質・形状で常に清潔感を保てる
掃除のしやすい材質・形状で常に清潔感を保てる
家づくりのプロがアドバイス
「オーダーメイド賃貸」の仕掛け人は、同物件オーナーで、住まい手の思いに寄り添う革新的な賃貸住宅を創造し続けている青木純氏。アドバイザーには、リノベーション専門のデザイン会社「夏水組」を迎えた。オーダーメイドといっても、入居者の多くは家づくりやデザインに関して初心者。プロの視点からアドバイスを送る監督者の存在は欠かせない。
「床や壁に使う素材、ドアノブやライトなどの細かいパーツ……、ひとつひとつ選んでいく作業は正直言って大変でした。でも、私の好みや要望、生活スタイルを汲み取った上で、プロの方がアドバイスをくれたり、背中を押してくれたりしたので心強かったです」(Kさん)
オーナー、デザイナー、入居者による打ち合わせは計4回を数えた
オーナー、デザイナー、入居者による打ち合わせは計4回を数えた
ひとつひとつの装飾品も入居者自身がチョイス
ひとつひとつの装飾品も入居者自身がチョイス
賃貸だから大胆に?「攻め」のリノベーション
リノベーションは7月にスタート。工事の進捗状況を確認しながら月イチで打ち合わせを重ね、少しずつイメージを形にしていった。完成したのは11月。入居が決まってから実際に住み始めるまで、じつに4カ月を要した。まるで、注文住宅でマイホームを建てるようなプロセスだ。
「本当に注文住宅と変わらないくらい自由度は高いと思います。ただ、持ち家だと長く住むことを考えて、無難にまとめてしまうかもしれません。今回は居室のスペースを削ってキッチンのスペースを広くとりましたが、家族ができたら広いリビングは必須だろうし、そういう将来のことも考えてプランニングする必要があります。その点、住み替えがしやすい賃貸の場合は、多少派手な色遣いや、一風変わった間取りにも『今しかできない』と、ある意味割り切ってチャレンジできるんじゃないでしょうか。実際、今回の部屋もかなり攻めましたよ(笑)」(Kさん)
戸棚の取っ手はアンティーク調
戸棚の取っ手はアンティーク調
打ち合わせは必ず現場で行う。部屋ができていく過程を入居者が目の当たりにすることで「自分がつくっている」意識が生まれ、さらに愛着が湧くという
打ち合わせは必ず現場で行う。部屋ができていく過程を入居者が目の当たりにすることで「自分がつくっている」意識が生まれ、さらに愛着が湧くという
ずっと住みたくなる「自分でつくった部屋」
そうして完成した部屋は「NAGI」と命名。ビビッドなイエローと鮮やかなブルーを組み合わせた居室は、夕凪の海を思わせる爽やかな装いだ。
「どこをとってもイメージ通り。大満足です。特に、ベッドから部屋を見上げる角度が気に入っています。朝、起きる度に幸せな気分になりますね」(Kさん)と、自分でつくった部屋に愛着もひとしおの様子。
引越し魔のKさんもさすがに「ここにはずっと住みたいです」と、長く根を下ろす構えだ。
最もこだわった広いキッチン。まずはここを軸に、全体のスペース配分を考えていった
最もこだわった広いキッチン。まずはここを軸に、全体のスペース配分を考えていった
入居者、オーナー、デザイナーが一丸となり、この部屋をつくりあげた
入居者、オーナー、デザイナーが一丸となり、この部屋をつくりあげた
オーナーからのメッセージ
ロイヤルアネックス オーナー 青木純氏

ロイヤルアネックス
オーナー 青木純氏

住まい手の視点が加わることで
より魅力的な部屋が生まれる

「住まい手の思いを形にするオーダーメイドですが、それは“入居者が好き勝手にワガママな部屋をつくる”という意味ではありません。オーダーメイドを始める際、入居者さんにいつもお願いしているのは『次に住む人にも愛されるような部屋を一緒につくりましょう』ということ。そういう意味では、入居者さんの要望に応えるというよりも、一緒に考えてもらいながらつくるというほうが近いかもしれません。オーナーサイドとしても、住まい手の視点が加わることで、リアルなニーズに則ったリノベーションが可能になるはず。結果的に、より魅力的で、より価値のある部屋ができあがるのではないかと思います」

取材・文/榎並紀行(やじろべえ)撮影/飯田照明取材協力/メゾン青樹夏水組
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