外観・内観ともに照明をデザインし、夜の姿も美しく。高さのある勾配天井の上まで開口部を設け、見上げれば空が広がり、中庭へと視線が抜ける、開放的なリビング。板張り天井やグレージュカラーのタイル壁、玄関の塗り壁とレッドシダーの組み合わせなど、色のバランスや素材使いにこだわった。シンプルにデザインだからこそ、素材の良さが活きる上質感に満ちた平屋の住まいになった(本体価格3600万円・延床面積161.82m2)。
日本の気候風土に適した木造軸組工法を採用。構造用面材を組み合わせた「モノコック構造」でより強度を高め、壁量計算およびN値計算を行い安全性を確認している「耐震等級3」相当の住まいだ。プランニングによって強度は変化する。構造強度の数値化が必要な場合は、構造計算(許容応力度計算)を実施。頑丈な骨組みを持つことで、高い設計の自由度と安全性を両立している。
2016年度省エネ仕様基準に適合した断熱性能を持つエスリの住まい。断熱材には高性能グラスウール「アクリア」を標準採用している。コストパフォーマンスの良さや耐火性、柔軟で劣化が少ない点も考慮。発泡ウレタン「アクアフォーム」も施工可能だ。また、熱の出入りが最も多い窓には、アルゴンガス入りLow-Eガラスとハイブリッド構造のサッシを採用。コスト・デザインも考えた上で、快適に過ごせる性能を提案している。
水平基調ののびやかな美しい庇。周囲の景観にそっとなじむ板貼りの外壁。ずっと前からその場所にあったような、自然な佇まいに。家の前に広がる公園の緑へと大きく開き、室内に季節を届ける。間取りは家族の生活に必要なものだけを残し、小さくフラットな空間にまとめて。設計上、「引くこと」を重視している。週末、ゆったりとくつろぐゲストハウスのように、大きなソファや暖炉で時間を忘れる空間。そんな平屋の住まいを、ぜひ。
~風、~調といったフェイク素材は基本的に使わない。木・石・左官など、素材本来のもつ表情や色を活かし、年月を経たときの風合いの変化も楽しむ。大工さんが手作業で加工し、素材から伝わるあたたかい手ざわりも大切にしている。また、「パッシブデザイン」の考え方のもと、太陽の光や熱、風など自然エネルギーを設計の工夫によって取り込むプランニングも重視。省エネでありつつ、自然の恵みを感じて暮らすことができる。
ダイニングテーブルを兼ねるフラットなカウンターを造作し、動きやすい配置のキッチン。料理と配膳、後片付けがスムーズだ。背面にはパントリーを設置。見せたくない家電や食品ストック、ペットボトルなどの大きなものはすべてバックヤードに大量収納できる。通常より高めに設定した造作洗面台の一角は作業スペースに。洗濯物はそのまま隣り合うデッキテラスの物干し場へ。風雨を防ぎ、室内や外部からは見えない配置だ。
間取りもデザインも、今だけではなく、数十年後の暮らしを考えた家づくりを心がけている。色や装飾を控え、上質な素材と職人による手仕事で丁寧に仕上げた。持ち物に合わせて寸法を細かく指定した造作収納など、必要な場所に必要な量の収納を備えている。身支度や料理、洗濯、掃除、子どもとの暮らしなど、“日常”をスムーズにする動線も確保。時を過ごすほどに心地よい暮らしが生まれる、それがエスリのつくる住まいだ。
木で組まれた構造、木をふんだんに使った内装、木々を眺める景色。自然の恵みを感じられるIさん邸。子ども室やトイレ以外の床は無垢のチーク材。2階ホールだけパーケット仕上げに。リビングの天井は構造材現しで高さを出し、大工さんが丁寧に板を貼った。キッチンカウンターや背面収納の扉もチーク。広い庭を活かして木々を植え、リビングやダイニングにいながらも、風に揺れる葉や遊びに来る鳥を眺めて楽しむことができる。
シンプルにそぎ落とされた佇まい。それがESSRI(エスリ)の家の美しさだ。表面的なデザインを施すわけではない。隣接する公園の緑を室内に取り込む、外側を囲みテラスから空へと開放するなど、使い勝手や居心地のいい間取りから導き出されたカタチが「外観」になると考える。外観デザインはプランニングの最後の工程だ。周囲の景観に配慮した住まいは、時代を超えて永く住み継がれるにふさわしい普遍的な美しさをそなえている。
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滋賀県守山市赤野井町740-1
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