築地塀

築地塀(ツイジベイ)の意味・解説

築地塀とは、場所を区画するための土塀で、塀の上には屋根がついているもの。工法の特徴は「木の骨組み」を板で挟み、間に練った泥を突き込んで仕上げていく。築泥(ついひじ)からの音変化で、「築地(ついじ)」となった。大きいものでは、高さ1丈3尺(約4m)、最下部の厚さ6尺(1.8m)、最上部の厚さ4尺(1.2m)におよぶ。なお、塀の材料には、木材、石材、煉瓦、コンクリートブロック(CB)などいろいろあり、塀の材料より、板塀、土塀(どべい)、石塀(いしべい)、れんが塀、コンクリートブロック塀などの呼称がある。また、塀の形状から、この築地塀(ついじべい)のほか、唐塀(からべい)、透塀(すきべい)、源氏塀(げんじべい)、柵板塀(さくいたべい)、簓子塀(ささらこべい)、竪板塀(たていたべい)、大和塀(やまとべい)などの区別がある。

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