住文化

住文化(ジュウブンカ)の意味・解説

住文化とは、住宅および住宅の中で行われる暮らしにまつわる文化を表す言葉で、ほかの文化同様、長い歴史を経て形成されています。
日本の住文化として代表的なものは、日本建築で用いられる「玄関」「畳」「床の間」「引戸」です。これらは、玄関で靴を脱ぎ畳の上で過ごす、床の間で四季のしつらえを楽しむ、引戸で季節によって変わる光や風を操るなど、日本人の暮らしを表しています。さらに日本は島国なので、一時代を除き戦争などで領土を奪われることがなかったことから、窓が大きかったり、窓の外に縁側を設けるなど、欧米と比較すると家のつくりが開放的です。
一方、歴史的に領土争いが頻発していた欧米では、外部から身を守りやすくするために、住宅でも靴を脱がず、外部から開けにくい内開きのドアや開口部が小さい住宅が好まれ、現在でも主流となっています。

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