ミース・ファン・デル・ローエ

ミース・ファン・デル・ローエの意味・解説

ミース・ファン・デル・ローエ(1886年~1969年)とは、20世紀のモダニズム建築を代表するドイツの建築家です。ル・コルビュジエと、フランク・ロイド・ライトと共に「近代建築の三大巨匠」と呼ばれています。
ドイツの職業訓練学校で製図工の教育を受け、漆喰装飾のデザイナーとして勤務した後、複数の設計事務所で建築を学び、1912年に独立して事務所を構えました。
1929年のバルセロナ万国博覧会で建設された「ドイツ館」は鉄とガラスで構成されており、モダニズム空間を実現した建物として有名です。博覧会終了後に取り壊されましたが、1986年に同じ場所に復元され、現在では「ミース・ファン・デル・ローエ記念館」となっています。また、同館のためにデザインした「バルセロナ・チェア」は、名作家具として知られています。

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