住宅設備の基礎知識(床材各種)

公開日 2009年08月19日

各種床材は場所と用途に応じて使い分ける

フローリング以外にも床材は各種ある。やわらかい感触のカーペット、水はけのよいタイルやクッションフロアは一般に多く用いられている。また、最近では麻や竹、籐といった天然素材の敷物も見直されている。コルクもそのやわらかな独特の質感が人気だ。それぞれ素材も持ち味も異なり、向く場所がある。適材適所で用いよう。

(右)接着剤を使わないで張ることもできるフローリングタイプのコルク。コルクは厚さ3mm、自然塗料で塗装●オスモ&エーデル

タイルは製品の特徴を知って、用途に応じ適材適所で

汚れに強い屋内用床タイル

タイルは耐久性に優れ、水や熱に強い素材だ。床用としては玄関や水まわりに用いられることが多い。キッチンの床に用いると、水や油がはねても吸水性が低いので、サッと拭くだけできれいになるのがうれしい。また犬や猫がひっかいたり、テーブルや椅子を引きずってもキズがつきにくい。

(右)【汚れに強い屋内用床タイル】優れた防汚・抗菌性能を持ち、汚れに強い「スーパークリーンインテリアフロア目地」を採用した上品な質感のタイル●LIXIL

冷えを軽減した浴室用床タイル

浴室用には冷たさを抑えたタイプも登場した。足をつけた瞬間のヒヤリとする感触を大幅に緩和したもので、洗面室用にも使える。リビングの一部にポイントとして用いてもよい。表面がツルツルしたものだけでなく、素焼き風の温かい感じのするタイプにも人気がある。こうした製品ごとの特徴をチェックし、用途に応じて選びたい。

(右)【冷えを軽減した浴室用床タイル】空気を含んだ断熱層が、足裏から床に逃げる熱を減らし、ヒンヤリ感を大幅に軽減した浴室・洗面室用タイル●LIXIL

麻や竹など天然素材の敷物はインテリアのテイストを考慮して

竹の敷物

麻や竹、籐などの繊維を用いた敷物も昔からよく用いられている床材だ。水はけがよく、サラッとした肌触りが特徴。洗面室、キッチンなど湿気の多い水まわり空間の床材として最適。

(右)【竹の敷物】UV処理で表面を強化し、美観が長持ちする竹の敷物。抗菌加工もしてある。天然ゴムを裏打ちし、クッション性も●株式会社 ユー・イー・エス 上田敷物事業部

籐の敷物

リビングや寝室に用いると、和風・アジアンテイストの雰囲気が出るので、味わいのあるインテリアとしても注目されている。自分で簡単に敷ける製品もあるので、部屋の雰囲気を変えたいときなど、手軽に用いることができる素材だ。

(右)【籐の敷物】光触媒技術を採用し殺菌・消毒効果を発揮する籐の敷物。防カビ性などに優れる●株式会社 ユー・イー・エス 上田敷物事業部

カーペットは柔らかさが特徴。毛足の長さで選び分ける

ウール100%のカーペット

カーペットはその柔らかい感触が特徴で、遮音性や保温性の高い素材だ。素材はナイロン、アクリルなど合成繊維、天然素材のウールがある。織り方は機械でパイルを差し込んでいくタフテッドが主流。子ども部屋にはループタイプで目の詰まった実用的なものを、寝室は毛足の長いカットタイプにするなど部屋によって選び分けるのもよい。

(右)【ウール100%のカーペット】天然素材で、やわらかい感触が魅力のウールカーペット●リリカラ

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文/林直樹
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