安全でおいしい水を求め、浄水器を取り入れる家庭も多くなってきた。浄水器は、ろ過の過程でからだによいミネラル分を残し、中空糸膜や活性炭の多重フィルターで水道水中の濁りやカルキ臭、鉛やトリハロメタンを除去するシステム。料理や飲料水として手軽に使えて便利だ。
浄水器は設置方法によって種類が分かれる。昔からあるのは蛇口の先端に取り付ける直結型だが、新築やリフォームでは、見た目にもスタイリッシュなものが好まれる。例えば「ビルトイン型」は、シンク下に浄水器本体を設置し、専用水栓をシンク周辺に取り付けるもの。価格は6万円~と高めだが、浄水性能も優れる。
(右)【ビルトイン型】カートリッジ交換サインをランプで表示する電子水栓タイプ●LIXIL
通常の水栓と浄水機能を一体化させた「水栓一体型」は、シンクまわりをすっきり見せられるのが特徴。5万円前後~の価格で入手できる。カートリッジの交換は、ビルトイン型は年に1回、水栓一体型は4カ月に1回程度。予算やシンク周辺のスペース、浄水性能の高さなどを考慮して検討してみよう。
(右)【水栓一体型】カートリッジの交換も簡単で、ホースは引き出せる●MRC・ホームプロダクツ