住宅ローン減税を 最大限受けるにはどうすればいい?ローン残高で控除額は変化する。無理のないように注意しておこう
国会が紛糾したために、今なお審議中の2009年度税制改正関連法案。可決された場合、大きな注目を集めそうなのが住宅ローン減税だ。5年間延長し、最大の控除額を500万円まで拡充(長期優良住宅の場合は最大600万円)する。また、6月から認定が始まる長期優良住宅を対象に、上限100万円の投資型減税も創設(適用期間は2009年6月4日~2011年12月31日)される予定だ。
この税制は、さかのぼってその年の1月1日以降の入居者が対象になる予定。控除額はできるだけ増やしたいところだが、あくまで基準はその年のローン残高となる。したがって高額の住宅ローンを組み、その金額に見合う価格の物件を購入することが控除を最大限受ける大前提。無理のないように心がけよう。モデルルーム見学の際、年収、自己資金、所得税額などを伝えて控除額を試算してもらっては。