子育てがグンとしやすくなる間取りアイデア13

公開日 2010年12月08日
子育てがグンとしやすくなる間取りアイデア13

子育てにいい間取りって?空間別チェックポイント

子育てのしやすい間取りを考えるとき、家族コミュニケーションのはかりやすさが重要ポイント。親が子どもを見守り、子どもが親の気配を感じられる住まいなら、お互いに安心できる。また、親から教わったり、親を手伝ったりしやすい工夫があるかも要チェック!

間取り

【POINT1】リビング 家族が自然と集まる快適さがカギ

リビング

子どもが部屋にこもらない住まいにするには、居心地のいいリビングにすることが大前提。日当たりがよく、家族が行き来しやすい位置にあり、子どもが遊べる広さがあるかチェックしよう。一戸建ての場合、吹抜けになっていると上下階で家族の気配を感じ合える。さらに冷暖房設備、ソファ、テレビなどで快適さをアップさせよう。

【POINT2】ダイニング 子どもの勉強スペースのなると便利

ダイニング

食事だけでなく、家族の団らんの場所としても大切なダイニング。また、子どもが小さいうちは、ダイニングテーブルを勉強机代わりにする家庭も多いので、キッチンやリビングから目が届きやすい位置にあり、大きなテーブルを置ける広さがあるとベター。親は作業しながら見守ることができ、子どもも分からない点を質問できる。

【POINT3】キッチン 子どもがお手伝いしやすいかチェック

キッチン

キッチンは、料理・洗い物などの作業をしながら、ほかの部屋にいる子どもに目が届きやすい間取りがベター。最近は間仕切りのないオープンLDKで、対面式キッチンが主流になってきている。また、子どもがお手伝いをしやすい広さもポイント。スペースにゆとりがあれば、キッチンの左右に通路ができるアイランド型もオススメだ。

【POINT4】和室・畳スペース プレイルームやお昼寝などに重宝

和室

最近は和室や畳スペースも見直されてきている。リビングに隣接した和室なら、引き戸を開けば広い空間、閉じれば独立した部屋ができ、臨機応変に使えるのがポイント。赤ちゃんのおむつ替えや子どもの昼寝、来客時のプレイルームなどにも対応できる。畳スペースを小上がりにして、畳の下を収納スペースにするのもアイデアだ。

【POINT5】廊下・階段 通るたびに顔を合わせる工夫が必要

玄関

子どもが玄関と部屋の間を行き来するたびに、家族と顔を合わせられる間取りが人気。例えば玄関からまっすぐ子ども部屋に行ける間取りより、リビングを通らなければ行けない間取りのほうが、自然とコミュニケーションが生まれるだろう。一戸建てなら、リビング内またはリビングを通った位置に階段を設ける間取りがおすすめ。

【POINT6】バスルーム 家族で入浴できる広い空間がベター

バスルーム

親子での入浴を楽しみたいなら、浴室は1坪以上、ユニットバスなら1616サイズ(1坪タイプ)以上がオススメ。なお、ユニットバスのサイズを大きくすると洗い場は広くなるが、浴槽は大きくならないのが一般的だ。また、洗い場の広さも要チェック。特に親が着替えを手伝う必要があるうちは、親子で使える広さが必要となる。

【POINT7】洗面所・トイレ 親子で一緒に使えるゆとりが大切

洗面所

洗面室も親子で並んで使えるゆとりがあるとベター。できれば2ボウルの洗面化粧台だと、親子で並んで歯みがきのしかたを教えるのに重宝するうえ、子どもたちが成長してから、朝の身支度ラッシュにも対応できる。また、トイレも広めのほうがトイレトレーニングなどに便利。子どもがひとりで行きたくなるような空間づくりを。

【POINT8】子ども部屋 ほかの部屋とのつながりがポイント

子供部屋

子ども部屋は、家族のいる部屋と声をかけ合いやすい位置にあるとお互いに安心。例えば、マンションならリビングと子ども部屋を隣接させる、一戸建てなら子ども部屋のある2階と1階のリビングを吹抜けでつなぐのもアイデア。2階の階段ホールをプレイルームやスタディコーナーにしてもコミュニケーションがはかりやすくなる。

子供部屋はどう与える?兄弟姉妹での分け方

子どもが小さいうちは個室はいらない? 大きくなったら用意すべき? など、子ども部屋に対する「?」は人それぞれ。子どもの人数・性別・年齢差、親の教育方針などによっても考え方は違い、どれが正解ということもないので、まずはいろんなタイプを知ろう。

【TYPE1】きょうだい共有 同性で年代の近いきょうだい向き

兄弟で共有

きょうだいが同性で年代が近く、仲がいいなら、子ども部屋は共用でもいいだろう。スペースを共有することにより、相手を思いやる心、譲り合う気持ちが育まれるというメリットもある。ただし、どちらかが受験生になったときのことを考えると、子ども部屋の外でもいいから、集中して勉強ができるスペースを用意してあげたい。

【TYPE2】家具で間仕切り 可動間仕切り収納を固定すればOK

家具で間仕切り

最近は部屋を間仕切りすることができる収納家具も豊富。いつでも動かすことができて手軽なうえ、天井と床の間に突っ張って固定させることもできるので、地震のときの安心感もアップした。窓や照明器具、コンセントが部屋の左右スペースそれぞれにあれば、ドアがひとつしかない場合も、図のように通り道だけを開けて設置でき、収納力もアップ。

【TYPE3】引き戸で間仕切り 思い立ったときすぐに間仕切り可能

引き戸で間仕切り

遊ばせるときは広いワンルーム、睡眠中や勉強中は独立した個室に、などと頻繁に間取りを変える可能性があるなら、部屋と部屋をスライドドア(引き戸)で間仕切りするのもグッドアイデア。思い立ったときに、工事もいらずに壁をつくったり取り払ったりすることができる。ただし、音は伝わりやすいので注意が必要となる。

【TYPE4】後から壁で間仕切り しばらく個室が不要なきょうだいに

後から壁で間仕切り

子どもが小さく、個室を与えるのはまだ先、という場合には、後から壁を設置できる、将来間仕切り型の子ども室が◎。最初からドアや窓、照明器具、エアコンなどを部屋数分用意しておけば、個室が必要となったとき、工事で壁を設置することができる。家具や引き戸で間仕切りする場合より遮音性も高く、受験シーズンも安心だ。

【TYPE5】最初から壁で間仕切り 後から壁を取り払えることも大切

最初から壁で間仕切り

今すぐ1人1部屋必要、あるいはつくる予定なら、最初から個室を用意しておくほうが経済的で合理的。ただし、いつか子どもが独立して家を出た後は、小さな部屋を2つより、大きな部屋を1つのほうが使い勝手がいいケースも。もしそうなった場合、構造的に後から壁を取り払うことができるかどうかもチェックしておきたい。

遊ぶ部屋・寝る部屋と「目的別」で分ける使い方も!
最初から個室を2つ用意している場合も、部屋の用途によって使い分ければ、きょうだいで共用する楽しさを感じつつ、個室のメリットも存分に味わうことができる。例えば、お兄ちゃんと弟、のように「人別」ではなく、1部屋は勉強する共用部屋、もう1部屋は寝る部屋など「用途別」に分けることで物に対する愛着もわく。

【まとめ】10年後・20年後も見据えて「暮らしやすさ」を考えよう
子どもは年々成長し、親子の関係も数年で大きく変化するもの。だから、ここ数年の暮らしやすさを考えるだけでなく、10年後・20年後の暮らしやすさをイメージすることが大事。子どもの成長に合わせてフレキシブルに変化させやすい住まいを選ぼう&つくろう。
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