「現地見学」初心者ガイド

公開日 2009年08月19日
 「現地見学」初心者ガイド

見学できる物件のタイプはいろいろ。メリットいっぱいの「現地」を見に行こう

物件見学と一口に言っても、見学先によって見学できる内容が変わってくる。右を参考に、気になる物件がどのタイプか確かめよう。
その中でも現地が見られる物件なら、実物を見て触って確かめられるので、納得度が高い。現地は建築状況によっても見どころが違うので、いろいろ見比べて家選びの参考にしたい。

見学できる物件のタイプはいろいろ

見学に行く前に知っておきたい現地の「心得」

現地がどんなところか分かったらいよいよ見学だ。現地の「心得」を確認して、見学前の不安を解消してしまおう!

現地見学に行くとどんなメリットがあるの?

実物を見て触って確かめられる!まずは電話で見学の予約をしよう
実際に売り出し中の物件が見学できる「現地見学」。とくに実際の物件が見られる場合は、図面や写真だけでは確かめづらい「広さ」「明るさ」「におい」や「質感」「色合い」「周辺環境」などについて見て触れて、確認できるので、家探しの参考や、物件選びの判断材料となる。せっかくの機会だから、不動産会社の担当者に案内してもらい、プロの説明を受けながら見学しよう。

これでバッチリ!現地見学のダンドリ

現地に行くのになにか準備は必要?

準備は不要! 手ぶらでOK! 動きやすい服装で出かけよう
脱ぎ履きのしやすい靴や、動きやすい服装で出かけよう。見学にあたって、特別に準備していくものはない。あまり気負わずに気軽な気持ちでOKだ。
本気モードで徹底的に見学したいのならば、家具や家電のサイズをあらかじめ測っておこう。そうすれば、手持ちの家具が置けるかどうか現地で確認でき、より有意義な見学になる。

こんな格好でOK、本気モードならこんなものも

「現地案内図」があるときは、不動産会社に連絡しなくてもOK?

予約をしておかないと見学できない場合もアリ
現地案内図が載っているからといって、1人で見学に行くと、不慣れな土地で道に迷ったり、鍵がかかっていて見学できなかったりなど、ムダ足になることも。不動産会社に見学予約を入れれば物件担当者が現地で待っていてくれるので、確実に見学ができて安心。疑問点もあわせて確認できるので、実のある見学ができるのだ。

物件担当者と見学するメリット

ホンモノだからこそ確認できる!現地の「チェックポイント」

完成済みだからこそ、チェックできるポイントはたくさん。実際の生活シーンをイメージしてみて、気付いたことは何でも確認しながら見学しよう

【リビング・キッチン】団らんに適した空間かどうか。居心地のよさと機能性をチェック

家族の団らんの場所であるリビングは、快適な空間にしたいもの。部屋の環境を決める採光や風通しは、隣戸との関係に影響を受けるので、日光を遮るものはないか、窓を開けたときに風が通るかを現地の物件で確認したい。
キッチンでは実際の家事動作をシミュレーションしよう。水が出るなら、試しに水栓の水量を確認してみては。

キッチン
リビング
こんなトコロをチェックしよう!

・コンセント、ガス栓がどこにあるか位置を確認しよう。家電や家具の位置がある程度決まってくる
・LDKが何畳かを意識して、広さをチェックしておこう。別の物件の比較材料になる
・ソファ、テーブルなどのレイアウトをイメージして、自分の思い通りに配置できるか確かめよう

【居室】誰がどの部屋を使うかイメージして、間取りや収納をチェック

家族構成と部屋の数や間取りが合っているかどうか確認を。居室は部屋ごとに広さや向きなど異なるので、誰が何のために使う部屋になるのかをイメージしながら各部屋を見てみよう。例えば子ども部屋は、成長に合わせて間取りや収納を変えられる可変性のある部屋だとベター。将来の家族構成の変化も考えておくと安心だ。

居室
バルコニー
こんなトコロをチェックしよう!

・自分がどの部屋を使うか想定して、収納スペースが十分か、家具はムリなく置けるかを確認しよう
・窓からの景色も確認を。眺望だけでなく、隣戸や外部から部屋が見えにくくなっているかチェック
・窓を閉め切ったときのにおいや風通し、防音性や遮光性もチェックしておくと安心だ

【お風呂】毎日使う場所だから、浴槽に入ったりして快適さをチェック

実際バスタブに入り、窮屈ではないか、深さはちょうどいいかなど快適性をチェック。同じく洗い場も、洗う際に壁に手などが当たらないか、床面の感触はいいか、毎日の掃除はしやすいかなど確認を。浴室暖房やミストサウナなどの設備面や気になるコスト面についても不動産会社に尋ねてみよう。

お風呂
こんなトコロをチェックしよう!

・お風呂設備は機能がさまざま。どんな機能を搭載した物件が今は多いのか聞いてみるのもいい
・洗面台まわりは、タオルや買い置きの洗剤など、モノが溢れがち。収納量が十分かを確認しよう
・お風呂は日々の汚れがつきやすい場所。タイルの目地など掃除のしやすさにも注目したい

【動線】家事や日々の暮らしをイメージしながら動きまわってチェック

洗濯物を持って物干し場までスムーズに移動できるか、キッチンでお鍋を見ながら寝ている子どもにも注意を払えるかなど、家の中で動きまわる際の動線も大事なポイント。動く経路の確認だけでなく、家事がしやすいか、忙しい朝をストレスなく過ごせるかなど、毎日の行動をイメージして、生活スタイルにあった動線かをチェックしよう。

玄関
階段
こんなトコロをチェックしよう!

・小さな子どもや高齢者がいるなら、特に廊下や水まわりの段差やすべりにくさをチェック
・ドアの開閉も住み心地を左右する。開き戸なら開く方向のスペースが確保されているかチェック
・リビングイン階段は家族が必ず顔を合わせられて人気。希望の暮らしに合った間取りか見極めよう

【外部】庭、駐車場の広さは十分? マンションは共用部分をチェック

駐車場は不動産会社の許可を得た上で、自分の車を使って駐車のしやすさと、スペースを確かめよう。庭は、子どもを遊ばせたい、ガーデニングをしたいといった希望に対して、十分な広さや日当たりが確保できるか確認を。
周囲との関係を確かめられるのも現地だからこそ。隣戸との距離、窓からの視線はぜひチェックしておきたい。

駐車場、デッキ、共有部分
こんなトコロをチェックしよう!

・防犯対策を確認。センサーライトやドアの鍵といった設備に加え、死角がないかチェックしよう
・周辺環境は住む上で重要なポイント。周辺に空き地がある場合は何が建つ予定かを聞いておこう
・外壁の素材によっては後々メンテナンスに大きな差が出てくる。材質などは事前に確認しておこう

さらに!すでに完成している物件ならこんなメリットも!

見学する物件の中には、すでに完成済みでいつでも入居できるものもある。
ここで完成済み物件のメリットを紹介しよう。

低金利ない間が狙い目

●直近の金利で資金計画できる
住宅ローンの金利が決まるのは、多くの場合契約時ではなく、引き渡しのタイミング。未完成ならば完成時まで適用される金利が分からないが、完成済みの物件にすぐ住めば、直近の金利で資金計画が立てられるので、安心できる。

現地見学のポイントが分かったら、さっそく現地見学に行ってみよう!
現地見学のメリットと、現地で見るポイントが分かったら、さっそく見学に行ってみよう。まずは希望に合った物件を探すことから始めよう。きっと「現地見学ってこんなに発見が多いんだ!」と驚くこと請け合いだ。
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取材・文/岡田孝世、編集部 撮影/古川公元(シンラクリエイション) イラスト/中根ケンイチ 取材協力/東伸産業
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