住宅ローン | 10万円 |
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電気代 | 3600円 |
ガス代 | 3000円 |
水道代 | 2000円 |
ケーブルテレビ代 | 8800円 |
固定電話代 | 2400円 |
携帯電話代(2台) | 1万7000円 |
生命保険代(学費含む) | 5万円 |
車両保険代 | 3400円 |
ガソリン代 | 1万2000円 |
食費 | 2万2000円 |
外食代 | 1万900円 |
雑費 | 2万円 |
幼稚園代 | 5万円 |
夫小遣い | 3万円 |
妻小遣い | 1万5000円 |
習い事 | 1万2000円 |
貯蓄 | 0円 |
合計 | 36万2100円 |
-月10万円の住宅ローンを返しつつ、黒字収支のTさん一家。家計は妻の由美さん(仮名)がきっちり管理する。特に目を引くのは4人家族で2万2000円という食費の安さだ。
「ムダが出ないよう、材料は使い切る分しか買いません。あと、買物は必ずひとりで行く。子どもや夫を連れて行くと、知らないうちにカゴに余計なものを入れちゃうので(笑)」
-独身時代を含め自炊歴は15年。得意分野で出費を抑え、ファッションや趣味を楽しむお金にまわしているという。確かに由美さん、見た目もオシャレで”かわいいママ”という印象。
「洋服はアウトレットに買いにいくことが多いかも。可愛くて安いので(笑)。ヨガに通ったり、たまに習い事もします。娘もピアノと英語の教室に通っていますよ。そこで仲良しのお友達もできて、教室に行くのが本当に楽しいみたいです」
-3200万円の物件を頭金ゼロで購入。100万円の諸費用を除く全額を住宅ローンの借入で賄った。
「子どものために積み立てていた貯蓄はあったんですけど、それは崩したくなくて・・・。結局、頭金は無理に払わず貯蓄にまわしました」
-虎の子の150万円は万一の備えとして貯蓄。さらに2008年から2009年にかけて、保険もイチから見直した。しっかりものの由美さんが舵を取り、家族の将来を見据えたプランニングを行っている。
-一戸建てを購入してからは、ママ友が子どもを連れて遊びに来ることも多くなったという。
「小さい子は走り回るから、マンションだと上下階の方やご近所に遠慮しちゃう。でも今は気兼ねなく、理由をつけてはママ友を招いています。子どもがいると車の移動のほうがラクなので、自宅の駐車場が広いと便利ですね。なんだかんだみんなウチにきます(笑)。手作りのお菓子や料理を持ち寄ってくれるので、レシピの勉強にもなるし、外で食べるより全然いいですよ。夫の帰りが遅くても寂しくないし、ストレスも発散できていますね」
生活を楽しみつつ、しっかりお金の管理もできている。素晴らしい家計簿だと思います。あえて言うならTさんは保険に頼りすぎかもしれませんね。確かに貯蓄型の保険商品も有効ですが、満期まで保険金を受け取れないのが原則。一戸建ての場合は「修繕費」など、臨時の出費も必要になります。金利は低くても”いつでも動かせる資金”を保険とは別に積み立てたいですね。
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-ローン返済や保険料、貯蓄などを夫が管理。食費や生活費、子どもの学費を妻が管理し家計を分担。妻の明子さん(仮名)は自分の”担当部門”での赤字だけは絶対に出すまいと決めている。
「月7万円くらい渡されて、その中でやりくりします。足りなくなると悔しいので1円でも安いスーパーで買いますね。どの店が安いか、食材ごとの”底値”は全部把握していますよ。結婚前は全く自炊しなかったのに、やってみたら達成感があった。予算内でいかに美味しい料理をつくれるかが、私にとって毎日勝負なんです(笑)。主婦になる前はバリバリ働いていたので、目標を決めて情報を集めたり無駄を省いたりするのは好きなんですよ。今は子どもと外に出て、手づくりのお弁当を広げたり、ママ友とちょっとリッチなランチを食べに行ったり。結構楽しんでいます。」
-出産後専業主婦になった明子さん。子どもの成長につれ支出は増える一方。その上、月13万ものローンを抱えることに不安はなかったのか?
「買っちゃえば意外と何とかなりますよ(笑)。じつは前の賃貸マンションは家賃が12万円。駐車場代も含めると今のローンと月々の返済額は同じくらいなので家計のやりくりは、ほぼ変わっていません。だったら今の広い家の方がいい。確かに共働きなら家計はラクになるでしょうけど、働くより子どもとの時間をつくるほうが、私の中ではずっと大事なことだったんです」
-購入まではかなり入念なリサーチを重ねたという。手ごろな価格で日当たりと立地に恵まれた「条件付き土地」を探し当て、フリープランで家を建てた。壁紙などの部材から住宅設備まで徹底的にこだわったという。
「期間は3カ月。メーカーで働けるんじゃないかってくらい調べましたよ(笑)。頑張った甲斐あって理想的な家になりました。いまはここで暮らすことが楽しくて仕方ない。やっぱり私の大好きな空間なので。こだわりのキッチンでつくるご飯は格別です。夫もよく言いますよ。家でご飯食べるのが楽しいって。だからなのか、外で呑んで帰ってくることも減りましたね」
住宅ローンの比率は月収の4割。高額ですが、Oさんのように”そこにお金をかけている”自覚があれば問題ありません。「ローンは何割」「食費は何割」と一律の割合に縛られるよりも、抑えるべきは抑え、使うところは使って”決められたお金の中で生活の満足度をいかに上げるか”が大事です。きちんと月々の貯蓄があるのもいいですね。Oさんはお子さんが小学校低学年。比較的お金がかからないこの時期に、できるだけ貯蓄しておくことをオススメしたいですね。
一戸建てはマンションと違い、上下階の方への遠慮は不要。子どもの友達も気兼ねなく遊べる
賃貸マンションの家賃と同じ額でやりくりできれば、家計の支払いに変化がない例も
「ローンは何割」、「食費は何割」と一律の数字にしばられず、トータルで使うべきところと抑えるところを決めておくとよい
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